
マンションの和室リフォームは、工夫次第でいろいろなことが出来ます。
マンション特有の制限はかかりますが、一般的な和室リフォームであればマンションだから出来ないということは、ほとんどなく、希望する和室を作り上げられます。
内容次第では不可能なこともありますが、よほど無理なリフォームでもない限り、マンションの和室のリフォームは一戸建てと変りなく行えます。
和室独特の古臭さはリフォームで解決できる
和室は長く使っていると洋室とは違った古臭さが全面に出てきて独特の暗い雰囲気を出してきます。
それも和室の味と言えるのですが、あまり度が過ぎると汚らしさの方が強く感じられることもあります。
和室独特の古さを拭い去るためには、和室を新たに生まれ変わらせるリフォームが効果的です。
雰囲気を変える畳の張替え
和室といえば畳がなければ始まりません。
畳は新しいものであれば独特の美しい緑色とい草の香りが楽しめますが、時間が経つと変色し香りもなくなります。
変色した畳は使用に問題があるわけでもなく、また色の変化も和室の味ですが、時間が経つと畳はほつれが出てくることもあるので、色の変化とほつれからくる傷みで暗い和室に見えてくることもあります。
畳の張替えは和室を一気に明るく見せてくれます。
美しい緑色は和室にとても映えるので、張替えをするとそれだけで和室は新しく生まれ変わって見えます。
工夫がモノを言うマンションの和室リフォーム
マンションでの和室リフォームは、リフォームによって変更ができない共有部分に注意が必要です。
和室のリフォームで共有部分が関わってくる場合、ほとんどは窓になります。
窓は共有部分の代表的な部分で、例えその部屋の所有者でも手を加えることができません。
そのため、見栄えの良い和室を作ろうとした時に障害となることがあります。
窓をどうするかは色々な方法がありますが、内側に間仕切りを作り、間仕切りの中に障子を作って窓部分が来るようにするといった方法があります。
部屋が少し狭くなりますが、和室独特の雰囲気は確保できます。
床の間が欲しい場合は押入れなどを崩して床の間にする方法もありますが、間仕切りを上手く使って床の間を作る事もできます。
和室の一部を間仕切りで分割し、床の間として使う部分と収納として使う部分に分けてしまう方法で、間仕切りに工夫をほどこす事で可能になります。
マンション内の部屋が多い場合は、あえて部屋と部屋を分けている壁を無くしてしまい、壁の代わりに障子で独立した部屋にする方法もあります。
この方法は障子を開け放つ、あるいは取り外すことで和室が小さな舞台のようになり、広々とした空間になります。
障子を閉めてしまえば独立した和室、開け放ては開放された和室になるため独特の空間を創りだすことができます。
畳の並べ方に気を配れば簡易的な茶室としても使えるので、和室を多目的に使えます。
和室はシンプルな部屋ですが、シンプルである分リフォームの工夫次第で色々な機能を持たせ、楽しみ方も増えてきます。
和室を新しくしたいのなら、リフォームはその期待に答えてくれるはずです。