リフォームはリフォームというものを知り尽くしたプロが行うものですが、時にリフォームの結果が想像していたものとは違う事があります。
仕上がりが悪いというクレームは、リフォームの中でもよくあるトラブルのひとつです。
原因は色々とありますが、考えられるものはリフォーム業者との打ち合わせ不足や必要のない妥協、リフォーム業者の計画に対する理解度不足、当初の計画から変更を余儀なくされた場合などです。
リフォームが思うような結果にならなかったら
どういう理由であれ、希望していたリフォームとは程遠いほどの結果であれば、それはリフォームの失敗を意味します。
失敗したリフォームは正しい形に修正することが必要ですが、それにはさらに費用がかかります。
その費用を業者が負担するのか、それとも利用者が負担するのかは、リフォームが失敗した責任がどちらにあるかで決まります。
責任はどっち?
想像していたリフォームが、期待はずれな結果になったら落胆してしまうのはあたりまえのことです。
希望するリフォームにならなかったのならそのリフォームは失敗なので、何らかの対策を行わないといけません。
しかし、その前に失敗の理由を探ってみてください。
もし計画通りにリフォームが進んでいた場合、想像していたリフォームがその計画では元々出来ないという事です。
そんな計画がなぜできてしまったのか?その理由で責任の所在が分かれます。
リフォーム業者とは必ず打ち合わせを行います。
業者との打ち合わせはリフォーム計画を作る上で重要なもので、この打ち合わせでリフォームの成否は決まります。
もし打ち合わせの段階で業者から希望しているリフォームが作られたリフォーム計画では難しい、ズレが生じると説明されていた場合、それを知った上でリフォームを開始させたのなら利用者側の責任です。
また、リフォーム計画では工事を行う場所と行わない場所も決められているので、その認識が業者と利用者で違うとリフォームの出来栄えが悪く感じる事があります。
計画では工事を行わないとなっていたのに、利用者は工事が行われると思っていたというケースは意外と多いものです。
この場合も計画には明記されている事であれば利用者の理解度不足なので、業者に責任を問うのは難しくなります。
リフォーム業者が計画と実際の仕上がりのズレを説明しなかったり、打ち合わせの段階で利用者側の希望を計画に反映させる事が出来なければ、それは業者側の責任です。
ただし、この場合は業者側の責任を証明するには事前に打ち合わせの内容を記録しておかないとかなり難しいので、打ち合わせの時からメモを取る、会話を録音するといったことをしておかないと、解決までに時間がかかったり、解決ができない事もあります
計画通りの工事をしていなかったり、作られた計画とは違う作業を事前の承諾なしに入れていた場合は計画書を確認しながら工事を行った場所を業者の担当者とともに確認していけばすぐに分かります。
業者側の責任が明確にできた場合、リフォームのやり直しや修復は業者の負担で行うことを求めるには十分な材料になるので、業者に修復を求めてください。
また「言った・言わない」といったトラブルに発展する可能性もありますので、契約書は十分に確認をしておきたい所です。